消化器科は食道、胃、十二指腸、小腸、大腸などの消化管、それに関連している肝臓や胆道、膵臓など、消化器領域に発生した病気について内科的な診療を行う専門科です。腹痛や嘔吐、下痢、便秘をはじめとして、消化器に痛みや不快感を覚えた際は、当院までお気軽にご相談ください。

上部内視鏡検査を行っています

胃内視鏡

当院では、上部内視鏡検査の年間実績が500例以上ある院長が中心となり、食道や胃の病変をいち早く発見します。以前から広く用いられていた経口タイプだけでなく、経鼻内視鏡もご用意しております。口から入れるよりも嘔吐感が少ないため楽に検査が出来ますが、鼻腔の状態が悪い方などは行えませんので、それぞれのメリット・デメリットなどをご説明し、よくご理解いただいた上で選択します。なお、検査の際には鎮静剤を使用し、痛みの少ない状態で受けることが出来ます。

また、当院では高精細な画像処理が可能なハイビジョン内視鏡システムを導入しており、胃や食道の細かな病変の発見に役立てております。

※大腸内視鏡は行っておりませんので、必要に応じて連携機関をご紹介いたします。

主な胃疾患

胃潰瘍

胃液によって粘膜が傷つけられてしまい、潰瘍ができる病気です。食後にお腹の痛みを感じる、胸やけやげっぷが出る、吐き気や嘔吐がある、といった症状を感じたときは胃潰瘍の可能性があります。暴飲・暴食や精神的ストレスによって起こると思われている方も多いようですが、原因はそれだけではありません。お酒の飲み過ぎやストレスに加え、ピロリ菌感染が大きな原因となっています。胃の中にピロリ菌が棲みついていると粘膜が荒れやすくなりますので注意するようにしましょう。

ヘリコバクターピロリ菌

ヘリコバクターピロリ菌に感染すると、多くのケースで胃粘膜が炎症を起こし、胃の痛みや不快感、吐き気を感じるようになります。放置していると胃粘膜の組織が減少する萎縮性胃炎や慢性胃炎へと進行していき、胃がんの発症リスクも高くなります。このような病気を防ぐ意味からもピロリ菌の除菌が大いに推奨されます。

当院では胃にピロリ菌がいるかどうかの検査を行っております。呼気や便、尿、血液などを調べたり、内視鏡を用いてピロリ菌の有無を確認したりします。こうした検査を行った上で、必要に応じてピロリ菌を除菌いたしますので、まずは当院までご相談ください。

主な大腸疾患

大腸ポリープ

大腸ポリープは、大腸粘膜の一部が隆起した病変です。大腸の様々な部位に出来ますが、特に多いのが直腸とS状結腸です。大きさは数ミリ程度のものから3センチぐらいまで幅があります。組織タイプの違いから腫瘍性と非腫瘍性の2つに大別できます。このうち腫瘍性ポリープは腺腫と呼ばれており、小さなうちはほとんどが良性です。しかし、大きくなるとともに部分的に小さながんが生じることも少なくありません。早期に発見することが大切なので、中高齢の方は定期的に検査を受けておくと良いでしょう。

一方、非腫瘍性ポリープには、小児に多い若年性ポリープ、高齢者に多い過形成性ポリープ、腸炎後にみられる炎症性ポリープなどがありますが、いずれも良性で、がん化することはほとんどありません。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は腸が慢性的な機能異常を起こしている状態であり、ストレスが主な原因となります。炎症や潰瘍などの器質的な病変を伴いませんが、下痢や便秘、腹痛、下腹部の張りなどを自覚するようになります。日常生活で不安や緊張を強いられることが多かったり、仕事などで疲労が蓄積していたり、お酒の飲み過ぎ、不規則な生活習慣などで起こる事が多いと言われています。

胃腸はストレスに敏感に反応する臓器なだけに、ストレスの影響は特に大きいと考えられます。治療は、食事療法や運動療法をはじめとする生活改善から始めますが、それでも十分な効果が得られない場合は、薬物療法によって消化器症状を抑えたり、ストレスや不安をやわらげたりする治療が行われます。

主な肝疾患

B型肝炎

B型肝炎は、血液や体液を介してB型肝炎ウイルスに感染することで起こる肝臓の病気です。母子による垂直感染もありますが、後天性の性的接触、輸血、臓器移植、刺青、針刺し事故などで罹患するケースも非常に多くあります。感染した時期や健康状態によって一過性感染で終わる場合と、6ヶ月以上にわたって感染が持続する持続感染とに分けられておりますので、まずは肝臓の治療に精通した消化器科の専門医にご相談ください。

C型肝炎

C型肝炎も血液や体液を介して感染する肝臓の病気ですが、原因となるのはC型肝炎ウイルスです。自覚症状が無いことも多く、感染すると持続感染して慢性肝炎、肝硬変、肝がんへと進行するおそれがあります。以前は血液製剤や注射器の使いまわしで感染するケースがありましたが、こうした要因は非常に減っています。しかし、ご自身でピアスの穴あけを行ったり、刺青、違法薬物の注射などで感染するケースは依然として少なくありません。

大川胃腸科外科クリニック
〒480-0102
愛知県丹羽郡扶桑町高雄伊勢帰133-2
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理事長
大川 洋史
院長
小林 昌義
診療科目
外科 消化器科 ペインクリニック (内科・小児科一般)
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